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携行対空ロケット弾フリーガーファウスト



制空権が連合軍に移り、ヤーボが猛威を振るった大戦後半、前線の将兵達は自らヤーボを迎撃できる兵器が欲しいと要求し続けた。
これに応えて考案されたのがフリーガーファウスト(空飛ぶ拳骨)で、簡便なロケット発射筒であった。
これはライプチヒのヒューゴーシュナイダー(HISIG)で開発され、口径22oのロケット弾を集束したもの。
発射筒の全長は1.308m、重量は6.6s。
装填されるロケット弾9発の重量が2.5sあったので、担ぐときには9.1sとなった。
中央に一門、周りを囲んで八門のロケット発射筒が集束された構造で、発射筒には下方の前後にグリップと肩当てがついており、発射時には発射筒を肩に担いで両手で保持、発射筒上に付属する横長の簡単な照準器で狙いをつけ、低空で飛来するヤーボに向けて発射する。
発射は二斉射システムとなっていて最初に4門、0.2秒遅れて残りの五門が発射される仕組みであった。
500m〜2000mの射程があり、前方でかなりの幅で広がるロケット弾斉射の命中率は相当高かった。
この簡便な対空兵器は携行箱に収められ、5発があらあじめ装填されていてすぐに使えるよう工夫されていた。
また、発射筒の発射装置や工作精度は低く設定されており、十分に町工場でも生産可能、型打ち鋼板を用いていたため重要な資材は何も必要無いというのも大きな利点であった。
しかし、時既に遅く、あちこちで生産されていたにもかかわらず輸送網の崩壊から前線に届くことはなかった。


携行対空ロケット弾フリーガーファウスト・性能諸元
口径:22mm
全長:1.318m
発射重量:9.1s
射程:500m〜2000m


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